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作成: 2024-02-07
作成: 2024-02-07 17:05
興味深かった概念は『偽コンセンサス効果』です。
"基本的には、人々は他の人々も好みが
自分と似ていると信じているのです。"
学生たちに、この教室で何パーセントの学生がiPhoneを持っていると思いますかという質問をしたところ、
iPhoneを使っている学生のほとんどは、多くの人が持っていると答え、
iPhoneを使っていない学生は、iPhoneの使用を例外的なケースとして答えたという部分が出てきます。
そして、この理論は野球に概念が拡張され、
スカウトにも適用されるとのことです。
特定の選手に恋に落ちると、他のチームも同様だと『確信』するそうです。
実際には、先に指名された選手が、すぐ後ろに指名された選手よりも
良い成績を残す確率は、わずか52パーセントに過ぎないそうです。
野球の部分で非常に興味深かったです。
ドラフトが何かよく分かりませんが、大体どんなものかは分かっています。
1巡目で選ばれた選手たちは、素晴らしい有望株であるということですが、
実際にプロチームでデビューして見せる姿は、
私が期待していた姿とは大きく違っていました。
これまで野球は『最強野球』でしか学んでいなかったので、
そこで活躍している若い選手たちが、
プロに行けば、めちゃくちゃ活躍するんじゃないかと思っていましたが、
プロの世界は、もっと過酷であることを今年知りました。
先に指名された選手よりも、後に指名された選手の方が
良い成績を残したのを見たこともあります。
その瞬間の選択に『確信』は危険だという考えがしました。
私が『何か』について確信した時、
代替案について、過度に価値を評価する必要はありません。
無意識のうちに自分が選択したものなので、
より寛大に評価する傾向があります。
重要な選択の瞬間に、
この効果を思い出し、
過度に賭けることを控えるべきです。
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